【ヒアリ】見つけてしまった数が多くて怖いもの

2021年10月23日土曜日

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私たちの日常でもあり得る話

■過ぎたるは猶及ばざるが如し

昨日、Yahoo!ニュースを幾つか閲覧していると、10月10日、富山で1000万円が見つかったという記事に出会った。

「かばんから1000万円…富山の廃棄物処理施設」『読売新聞』2017/10/11(水) 14:46配信

見つけたのは廃棄物処理施設の男性作業員というが、さぞ驚いたことだろう。

ところが、関連ニュースにこんなものがあった。

「ごみの中から1200万円…処理施設、袋入り」『YOMIURI ONLINE』2017年10月11日 09時58分

内容が似ているので同じ事件かと思いきや、今度は京都府で10月9日に発見されたものらしい。京都府伏見区の廃棄処理施設のごみの中から1200万円、作業員が見つけたということである。どちらも警察が持ち主を捜している。

見つかった日付が近いからといって、この二つの大金に事件性や関連性があるなどとは考えすぎであろうが、よくあることなのかと少しネットで検索してみると、全国的に見れば珍しいことでもないようだ。


2017年だけでも、それも一部であるが、

  • 三重県で100万円以上

「裁断1万円札が674片三重・伊賀市のごみ処理施設」『日本経済新聞電子版』2017/7/5

  • 石川県で2000万円

「ごみの重箱から2千万円発見 石川・加賀の集積場 」『日本経済新聞電子版』2017/8/14

  • 群馬県で4251万円
群馬県沼田市の4251万円は持ち主が見つかり、捨てられた理由も解明されている。

「4200万円の持ち主、既に死亡 群馬の廃棄物から発見」『朝日新聞デジタル』2017年7月4日<http://www.asahi.com/articles/ASK743D3YK74UHNB003.html>2017/10/13

朝日新聞の見出しにある、「持ち主、既に死亡」は何か事件性を臭わせて、購読者を増やそうとする週刊誌の手法のようであまりいい気持ちはしない。ちなみに他新聞社の見出しは以下のとおりである。

「がれきに4251万円、持ち主は故人、自宅取り壊し、誤って廃棄」『東京新聞Tokyo Web』2017年7月6日

「ごみの中から4251蔓延持ち主特定し返還 群馬県警沼田署」『産経ニュース』2017/7/4<http://www.sankei.com/life/news/170704/lif1707040013-n1.html>2017/10/13

沼田市での現金廃棄の経緯を見ると「そういうこともあるのか」と納得できる。持ち主を名乗る人々が続々現れたというが、東日本大震災で紛失したものという理由はもっともらしい。盗まれたものだとか、そういう疑いがあって紛失してしまった場合、念のため問い合わせたくもなるだろう。中には、言うだけタダと他人のお金を貪ろうとする人もいるのだろうが。

少しでもあってほしくないもの

お金の数字に誘われてネットサーフィンをしていると、背筋の凍る記事に終着した。

「ヒアリ1000匹超発見=京都府」『時事通信社』2017/10/12

絶対に見つけたくないものである。殺虫処分に尽力いただいている業者の方には頭が下がる。

ヒアリには強い毒性がある。まだ日本に住みついているとは確認されていない。どうにか食い止めてほしいと思う。お金お金、ヒアリと、私のネットサーフィンと関心が日本昔話のような流れだったと言いたかったのだが、伝わらないかもしれない。しかし記事を書く動機にはなった。お金が捨てられることについて少し勉強にもなった。

ちなみに、私の祖母は年の瀬に朝の散歩で、600万円の入った鞄を拾ったことがある。自営業の主人が銀行に入金する前に、置き忘れてしまったというのだ。祖母は交番に届け出、一割と菓子折りをもらっていた。

私もお金を拾ったら基本、交番に届けるようにしている。それは良心の呵責から逃れるために過ぎない。人の金を持っているのは気分が悪いし、相手が捜しているというあの不安な心境を想像してしまっていたたまれない。しかし、大金を拾った場合、恐怖心から警察に届けると、自分の行動を予想している。こういうお金はワケありに違いないと教えられているからだ。事件性のあるお金を使えば、自分も事件に巻き込まれるかもしれない。平凡な日常が一番である。

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