仕事が楽しくなるコツとは
元SKE48の竹内彩姫さんがアイドルとしての活動を卒業した後、同グループの運営会社であるゼストに入社しマネージャーになったそうだ。
下記の記事にその心境が書かれている。
48グループ選抜メンバーの意外な第2の人生 「会社員って楽しい」(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
「(スポットライトは)恋しいと思いますし、アイドルはとっても楽しかったです」と驚くほど正直に自分の気持ちを述べている。
こういう風に普通は強がって隠したい心境を包み隠さず言ってくれる人の言葉は教訓になる。
自分のことを理解した分、本当に他者にとって有益な言葉が出てくるものである。
続けて「でも(会社員としての)社会人生活もアイドルに負けないくらい楽しいです」と言って笑顔を見せたそうだ。
彼女は48グループがまだ勢いのあった時代を経験している。
人によって評価が分かれる総選挙にも参加していた。
それらを経てもアイドル以外の、しかも裏方に価値を見出せる生き方は、彼女が願う通り後輩らの安心と希望につながることだろう。
アイドルの仕事で重要なのはずばり人気である。
人から注目を集め、そして人々に幸せを感じてもらった代価として収入を得る。
ここは一般の仕事でも共通するところがある。
ただ若い彼女たちの収入は事務所や親が管理することもあるだろうから、本人はもっぱらファンへの対応を倫理として教え込まれるのではないだろうか。
それは華やかでみんながあこがれる職業であると思う。
ただそれだけに、「有名でなければ価値がない」というアイドルとしての"仕事の価値"が"人の価値"と混同されてしまう危険性があるとも思った。
彼女はどのように今の仕事へと価値を切り替えていったのだろうか。
記事を読んでいると、彼女はアイドル時代からグループとしての自分の立場をわきまえていたようだ。
人気があったとしてもそれに慢心することなく自分の人気はグループのおかげという謙虚な姿勢でいたことがうかがえる。
これは仕事と自分自身の価値を上手く分けて考えられていたともいえそうだ。
このままでは精神論に留まってしまいそうだが、現時点では私が彼女から学び、言語化できた最大限の教訓である。
すなわち自分にとって意義のある仕事を見つけることも大事だが、どんな仕事からでも自分の存在意義を見つけられる独創力も大事なのである。
芸能人ではなくてもSNSのフォロワーの数やいいねの数に執着し、それが原因で心の病に陥ってしまうったり、事件を起こしてしまったりする人もいる。
もちろん社会とつながっている以上、より多くの人に知ってほしいと思うのは悪いことではない。
竹内彩姫さん自身もSNSは続けていて、アイドル時代のファンとの絆を最大限に仕事に生かしている。
だからこれは、SNSが発達し誰もが利用する今日において、アイドルだけでなくほとんどすべての人が考えていかなければならない課題ではないだろうか。
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