揺れる貨幣価値
2021年銅の価格が高騰
最近、金属の価格が高騰しているらしい。
マンホールが盗まれたり、側溝のふたが盗まれたり。
ニュースでは事件にまでなっている。
そういえば、処分品回収の仕事をしている人が、金属類を引き取ってもらったら銅が結構高く売れたと言っていた。
一時期下落した銅の価格だが、近年持ち直しここ数年では最高額に達しているとか。
調べてみると2020年の年次価格が1トン6,173.77ドル(当時の1ドル106.7746に換算すると65万9201円)に対し今年2021年は9,295.77ドル(1ドル101万6986円)あたりである。
ちなみに2016年には4,867.90ドル(当時の1ドル108.7929円に換算すると52万9592)、それより前の2002年では1,559.48ドル(当時の1ドル125.388円に換算すると19万5540円)だったから驚きである。
銅価格の推移 - 世界経済のネタ帳 (ecodb.net)
もっとも今の価格はかなり安くなった時のものであるが、去年と今年だけ見ても銅が高騰しているのは間違いない。
そんな話を聞くと、財布の中でジャラジャラなっている小銭が、手のひらの上でジャラジャラなっている小銭が、重くて財布がパンパンになって鬱陶しい小銭が、とてもいとおしくなってくる。
お前たちにもちゃんと価値があるんだな。
お札よりも価値あんじゃん。
実際そうだよな。
いろいろ作ったりできるもんな。
鉄柱とか、フライパンとか、電子部品とか。
札束はただの紙だし燃えるだけで何もできないじゃん、と。
ともすると一つの疑問が。
貨幣価値と原価の兼ね合いで利益を得る作戦
このまま銅が高騰していったら、銅でできている10円玉は10円以上の価値になってしまうのではないか。
私は以前から貨幣の価値と原材料の価値のつり合いについて興味があった。
大昔の金貨、銀貨であれば、その価値は原価に近かったのだろうかとも思ったり。
だけれど貨幣の市場価値が、原価を下回ることだけはありえないだろうと。
そうなれば貨幣を溶かして売って、別のものに使った方がいい。
もちろんそれは犯罪ですが。
貨幣損傷等取締法違反→懲役1年以下の懲役または20万円以下の罰金
お金(紙幣や硬貨)を故意に破いたり燃やす行為は違法か?犯罪になるか?罰則は? | 大人のかわいいは3分でつくれる (yuden.net)
でも、実際に貨幣の価値が原価より低くなったら、その貨幣は製造しなくなるわけで、使用されなくなるわけで、高値で買い取ったりしてくれないだろうか。
そんな淡い期待を胸に抱きつつ調べてみたら10円玉より5円の方が危ないらしい。
危ないとは製造側から見た意見になるが、10円の原価が29パーセントなのに対し、5円の場合は39.3パーセント。(2019年調べ)
~定期預金より儲かるタンス預金があった~タンス預金は5円玉で行え!? - レアメタル投資入門 (hatenablog.com)
原価越えはまだまだ先のようですが、5円玉も銅が入ってるんだなとここで初めて知りました。
それにしても硬貨の価値を案じたり期待したりする人は私以外にも沢山いるんだなと。
そういうことで私は今日から5円玉を集めることにしました。
金塊を積むように5円玉を貯めていきます。
まあ、あんまり意味ないかもしれませんが。
例えば逆にお金の価値が暴落した時に、お金よりも物持ちの方が生き残ることも考えられますし、貨幣はお金でありものだと考えると、手放せなくなります。
大富豪とまではいかなくてもですね。
財産です!
(変な方向に行かなければいいが・・・。)
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