レコーディングで表現力を確認する
ライブとは違った音声だけのパフォーマンス
カミングフレーバーのファンとしておすすめはと聞かれたら、2022年5月時点では多分、「カメリア」と答えるのではないでしょうか。
メンバーも制作人も力を入れて売り出しているというのもありますし。
ですが何度かカミフレの楽曲を繰り返し聞いていて、メンバーの歌の表現力がよりわかりやすく聴けるのが「TRUTH」なのではないかという考えに至りました。
力強い歌声という意味の歌唱力なら「100万リットルの涙」を推すかもしれませんが、こちらはどちらかというともう少し細かい表現力や癖、技が見られる楽曲だと思います。
例えばMIYO(野村実代さん)の「きれいなものしか目に入らずに」の目のところ、
「あ、エッジボイス使った」とかテンション上がりますね。
YU-KI(大谷悠妃さん)のビブラートの利いた乗りに乗った歌声とか。
HINANO(青海ひな乃さん)の息を入れる歌い方の癖もよくわかります。
また「正当化して」というTの発音も抑え込んだ感じのアレンジされていてアーティストっぽさが増しています。
また、二番のAメロではしっとりしたバラードを堪能できます。
力強いサビの印象が強いが印象的なHINANOですが優しく歌っても聴かせます。
YU-KIとHINANOもエッジボイス使えるんですね。
ENA(鈴木愛菜さん)の高めの歌声が効けるのも嬉しいです。
少しハスキーっぽいところが魅力的ですし、歌詞を自分の言葉として確信をもって歌っているところも素晴らしいです。
ライブになるとこれらの特徴が少し薄まる傾向はあるかもしれません。
恐らくそれは緊張もあるでしょう。
歩く程度ですが動きがあり、所々手の振り付けもあります。
ただ、ライブにはライブの良さがありあまり細かいことを言うのは野暮というものです。
緊張して少しずれたとしてもその緊張感を観客と共有しているのですから益々応援したいという気持ちになります。
コンクールやオーディション、歌唱大会とはまたちょっと違いますからね。
またスタジオより自分の声が聴きづらくなってしまうこともあるでしょう。
例えば私としてはこの曲で一番存在感を放っていると思われるYU-KIが抑揚をつけられているのはやはり自分の世界に入り込める、すなわち自分の声をよく聴けるスタジオの力もあると思っています。
そうは言っても音程はまだしも、私が列挙した彼女たちの声の特徴というものは編集で何とか出来るものではありません。
まぎれもなく彼女たちの歌声です。
ライブでは彼女たちがこの曲をどのように解釈したのかを垣間見えるのも楽しみの一つです。
スタジオで収録した頃よりも、歌詞を飲み込みここはこうやって歌った方がいいかなと変化することもあります。
ユニットにこんなことを言っては本末転倒かもしれませんが、人ライブに一曲くらい誰かが持ち回りでソロで歌ってほしいと思うくらいカミフレメンバーの歌声に浸ることのできる曲でした。
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