海難事故への対策
寒い海での救助活動は1時間以内が求められる
10日たった今も12人の行方不明者がいます。
水深100メートルを超える場所でこれまで乗客14人が発見されたのは捜索に従事する人たちの不断の努力と言えるでしょう。
知床観光船、国主導で船体引き揚げ…「飽和潜水」で船内捜索・準備作業に着手へ : 社会 : ニュース : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)
海というのは広く、また深さもあり、海流によって移動することから、現在の技術では簡単に行方不明者を捜索することは困難であると思われます。
こちらの生存者はいる?知床観光船カズワンの事故で乗客の生存条件とは | Brilliant eggs (greenpinkeggs.com)での調べによると、当時の海水温度は2~3度。
この水温で生存できる時間は1時間程度だそうです。
非常に過酷な環境であることが分かります。
この件に関して、救助を速やかに行うため乗客・乗組員にGPSなどの発信機を装着することはできないか考えました。
同じように考えている人がいたようで調べてみると以下のようなサイトも見つかりました。
提案) 救命胴衣(ライフジャケット)にGPS – 提案JAPAN(提案ジャパン) (teianjapan.com)
こちらでは救命胴衣にGPSをつけてはどうかという提案と共に、それが現実的かどうかを考える材料として、GPSの常態化と捜索活動に係る費用対効果を明らかにしなければいけないと言っています。
海難事故について調べてみると知っておきたい遭難のこと 意外とかかる救助費用とは?? (bousai.press)では、救助される側への請求はないとのことです。
海上保安庁とボランティアで活動する日本水難救済会が救助に当たるからだそうです。
それとは別に医師・看護師への費用などを考えると22万ほどかかるとも書かれています。
これはあくまでも救助される側の負担分であって、海上保安庁らが実働した分は税金から支払われているはずですので捜索活動に係る費用対効果は引き続き考えなければならない課題であることに変わりはありません。
また、船体引き上げには今回の観光船の規模ですと10数億円かかるという試算が出ています。
これらは今回のGPS対策とは別の分野になりそうですが、念のため言っておきますと請求は事故を起こした観光会社に行くようです。
GPSキーホルダーや腕輪ができないものか
さて、私は捜索活動の助力としてGPSの腕輪やキーホルダーを装着するようにしてはどうかと発想しました。
充電式でもちろん完全防水です。
上記の方の提案のように救命胴衣も考えられますが、状況によっては必ずしも救命胴衣を装着できない場合もあると思います。
GPSキーホルダーは服やズボン、腕、腕時計などに装着できるようにします。
これは貸出です。
保険に入る際の条件でもいいでしょう。
観光料金は今までよりも高くなるかもしれませんので、観光業界への打撃は政府で補填できるような仕組みを考える必要もあるかもしれません。
キーホルダーの他に、スマホも考えました。
スマホのGPS機能を使い、スマホは支給された防水バッグに入れてもらいます。
こちらのメリットは、持参のスマホを利用するので費用が安く済むことです。
デメリットは必ずしもスマホを持ち合わせている客ばかりではないこと。
またスマホの充電状況などの自己管理に委ねられること。
そして防水バッグの耐久性や、防水バッグからスマホを出してしまうだろうというところです。
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