士気低下は統率力を低下させる
人間らしさを蝕む本当の戦禍
ここのところ報道されるのはロシア軍の作戦失敗と戦略、兵器などの貧弱さです。
それにつけて目立つのがロシア兵の戦争に対する意欲の薄弱さ。
中には軍事演習ときかされて連れて来られ、本当の戦争に巻き込まれた兵士たちもいるようです。
軍内の情報が諸外国と一緒。
敵を騙すならまず味方からとは言いますが、命を懸けて従事する兵士からしたら祖国に裏切られたという心境でしょう。
また、戦争の目的も不明瞭で今の時代に取るような手段ではないというプーチン政権と国民の感覚のずれも原因のようです。
ただ、だからと言ってロシア兵がウクライナに対して寛容か、ロシアに対して反対的かと言ったらそうではありません。
攻撃は今も続いています。
そして他国に仲間が殺されたという個人的な憎しみの感情が次第に同期に変わっていく恐れもあります。
ニュースでロシア軍の士気低下と報道されていますが、これは必ずしも戦争の犠牲が減少することを意味していません。
むしろ悪化することさえあります。
ロシア軍死傷者、依然かなり高水準 兵士の士気低下=西側当局者 | ロイター (reuters.com)
第二次世界大戦でも日本軍は真珠湾を攻撃した初期のころは比較的統率も取れていたようですが、戦況が悪化し秩序が乱れてくると自国民他国民に対する暴力、強姦、略奪などの軍の規律に反する行動が増えていったように見えます。
士気の低下は戦争犯罪を増長させる危険性があるのです。
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