大谷悠妃|ファンの安寧を祈るけがれなき小さな貴婦人

2022年1月8日土曜日

芸能レビュー

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第一印象は天真爛漫!その内面的な魅力

自信を感じさせる淀みのないしゃべり

大谷悠妃さんは13歳でSKE48に加入した愛知県出身のアイドルです。

最近ではカミングフレーバーの一員としても活躍しています。

タイトルに「小さな貴婦人」とつけましたが、それは中学生ごろのイメージで、今は158cmと平均身長くらいになっています。

でも、「若い」という意味に取っていただけたらと思います。

SKE48大谷悠妃Twitter画像

2019年ごろ私はこのグループを注目するようになりました。

同グループの9期生赤堀君江さんがきっかけでした。

ただ、そのころあまり赤堀君江さんに関してのコンテンツが少なかったので、関連する情報を集めているうちにYouTubeにある動画などで大谷悠妃にも目がとまったという訳です。


いかにも天真爛漫な可愛い女の子といった感じで見ていて元気が出ます。

自称天才でSKE48の公式サイトではお悩み相談的なコーナーもやったことがあるみたいです。

私は彼女の話が面白いなと思って色々調べたり情報を追うようになりました。

若いというのもあると思いますが、先輩後輩の上下関係をあまり感じさせず、ノリよくテンポよく受け答えしている姿は楽しいです。

ちょっとませてるところも面白おかしい感じです。

彼女の話は真剣に聞かなければ!

彼女はSKE48ではドラフト3期生というちょっと変わった加入の仕方をしています。

その時のアピール動画では、恥ずかしさを感じないところに純粋にアイドルになりたいという一心な気持ちが伝わってきます。

先輩相手にも動じない

恐らく彼女の第一印象は明るくて元気でよくしゃべるということなのでしょうが、そこにはまた別の魅力も潜んでいます。

それは気品です。

彼女は大きな口をあけて笑いますし、テレビ番組で出された課題には物怖じせず果敢に飛び込んでいきます。

でもどんなに笑っても飛んでも跳ねても、まるで生まれ持って離れないかのような気品があるのです。

それは例えばディズニー映画のお姫様が冒険したり、トラブルに巻き込まれたり、怒ったり、泣いたりしてもお姫さまであり続けるように、彼女にも表面的な言動では消せないオーラのようなものがあるということです。

考えてみるとske48のドラフト3期生には皆、そういう気品みたいなものがあったのではないでしょうか。

もしかすると彼女が選ばれた第3回ドラフト会議があった時期には、SKE48の先輩方やファンにはそういった品を求める雰囲気が潜在的にあったのかもしれません。

と、これは考えすぎでしょうか。

そんな品性がちょっとアグレッシブに出た場面がありました。

Locipoで配信された『SKE48の「名古屋4局のアナウンサーを8週連続で呼び出したった。」』という生放送番組。

大場美奈さんがMCを務める番組で、愛知県のテレビ局がサイコロを振って出た目のお題をこなすというものでした。

そして大谷悠妃さんに当たったのは「先輩の直してほしいところ」というお題。

大場美奈さんは大先輩ですが大谷悠妃さんは物怖じすることなく、しかしかわいらしい声で言いました。

「SKE48は可愛くないっていうイメージがあるみたいで、可愛い子がたくさんいるっていうことを発信していってほしい」

これを聞いて大場美奈さんは小さく吹き出し苦笑いした後、「そうだね、そうだね」と言っていました。

彼女には思い当たる節があるようでした。

ネットで調べるとわかるのですが、おそらくかつて彼女はSKE48は容姿が整っていなくても入れるというようなことを言っていたらしいのです。

私は驚きました。

そしておかしくて笑いました。

生放送だから大場美奈さんも意表を突かれたような感じでしょうか。

ベテランの彼女は対応に焦りはしないもののまさか自分の言ったことをピンポイントで指摘してくるとは思わなかったのでしょう。

それに対する悠妃さんのまなざしは真剣です。

普通こういうネット上に残っているものは掘り起こさない場合が多いでしょう。

それをあえて持ち出してくる。

思うに彼女は自分でSKE48グループの評価を調べ、そういうイメージが定着してしまっていることを残念に思っていたのでしょう。

とはいっても大場美奈さんは悪気があっていったことではなくちょっとした謙遜というか、自己防衛というか、これもネットや世間の誹謗中傷に対する反発であったと思います。

開き直りと言いますか、強がりと言いますか。

そしてちょっと受け狙いもあったと思います。

それで当時のSKE48のメンバーのメンタルが一時的でも楽になればよかったのではないでしょうか。

これは福祉の世界ではオルタナティブ・ストーリーの作成と言い、この場合で言えば「アイドルは可愛くなければならない」というのが世の中の常識と思い込んでいるメンバーとアンチに対し、「それだけがアイドルじゃないよ」というもう一つの捉え方を提示することによって、元の支配的な考えから解放される技術です。

ドミナント・ストーリー/オルタナティブ・ストーリー (kidukikensyuu.com)

ただ、こういったコミュニケーションの技術というのは生ものです。

その時に効果があったとしても、それが文書化され定着すれば、それが新たなるドミナント・ストーリー、つまり対象者を苦しめる思い込みになってしまいます。

適度に更新する必要があるのです。

ですから大谷悠妃さんはここでそのイメージを変えていきたいと奮起したのでしょう。

みんなで楽しくやりたいアイドル活動の陰で、静かで暗い悪口に心を痛めている同期やメンバーの不満を代表して宣言したのかもしれません。

彼女の気品の正体の一つは正義感と言えるでしょう。

明るくて楽しいことが好きだけれど、そしてノリがよくて友達思いだけれど、何してもいいわけではない。

そこに何だかポリシーがありそうなのです。

彼女の投じた一石

彼女はSNSが苦手だそうであまり頻繁に発信するタイプではないようですが、以前SHOWROOMで自分を「カワイイ」とほめてくれるファンに向かってこう言っていました。

「みんなとっても優しいのでその優しさを普段の生活でも・・・」

発言を正確には覚えていません。

ただファンの人が素晴らしいと言っていることに間違いはありません。

私はここで先ほどの「SKE48にも可愛い子がたくさんいるっていうことを発信していってほしい」と訴えた案件とつながった気がしました。

大谷悠妃さん、きっと彼女はネット上で誹謗中傷することはいけないことだと思っているだろうし、それにファンがかかわったり巻き込まれたりするのがとっても嫌なんじゃないかと。(ファンの人たちが攻撃的になるのは大切なものを守るためだというメカニズムは重々承知していますが)

そういえば赤堀君江さんも「SKE48に可愛い子がいることを知ってほしい」と言ってらっしゃったし、もしかすると彼女たちは結託してそうです。

大谷悠妃さんはドラフト3期生やカミングフレーバーのメンバーとそんなことを話しているような気もする。

でも彼女は優しいなと思います。

そして気丈だなと思います。

ちょっと愚痴になりそうなことも、こうやって誰も傷つけない言い回しで、しかし倫理を大の大人たちに向かって導くスタイルを用いる。

彼女の名前には妃という字が入っています。

ちょっと思い出したのは世界史で勉強した啓蒙主義で知られるロシア皇帝エカチェリーナ2世。

内容は忘れてしまったけれど、名前だけ。

大谷悠妃さんの奥ゆかしくも一途で切実な願いが実現したらいいな。

大谷悠妃さんのTwitter @SKE48_yuuki

大谷悠妃さんのInstagram Instagram.com/0tani729


ちなみに彼女は大のヤクルトファンだそうです。

愛知県出身なのにドラゴンズではなくヤクルト・・・。

家柄でしょうか、それとも好きな選手がいたからでしょうか。

野球ファンは地域色が強いイメージがありますがもしかしたらこれからの時代は混合になっていく、もしくは地域とは別の基準でファン層が形成されていくことになるのかもしれません。

この辺も調べてみると面白そうです。


今回紹介した大谷悠妃さんがYU-KIとして参加しているアイドルユニット、カミングフレーバーの1stシングルカメリアの【カミングフレーバー】カメリアの考察とレビューを書きました。ぜひご一読を!


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