【コロナ対策】市中感染の盲点|飲食店編

2022年1月27日木曜日

社会

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飲食店の感染症対策

対策の実際

最近、昼食を定食屋で食べることが多くなった。

これまではコンビニ弁当が多かったため気づかなかったが、飲食店にはコロナに感染する危険性が隠れている。

ホールの人は出来上がった料理の配膳と食べ終わった食器の片づけの両方を担っている。

当然、食べ終わった食器には唾液がついている。

飛沫感染やエアロゾル感染よりはるかに高い確率で感染するとされている。

中には湯呑の口を指でつまんだり、器の中に指が入る形で片づける人もいる。

それらは口を直接つけているところだからウイルスが付着しても何ら不思議ではない。

仕切りを設けているところ、喚起のために窓やドアを開けている飲食店はとても多い。

これも行政から指導を受けているからだろう。

しかし、この行政の指導も今となっては具体性をもう少し高めてほしいところだ。

時短や自粛の要請という飲食業界にとって致命的な処置が可能であるならば、この店内における感染ルートの遮断に尽力することもできるはずである。

例えば、

  • 配膳する人と片づける人を同一人物にしない。
  • 配膳はホールの人が担い、返却はお客さんがする。
  • 料理はお客さんが持っていき、片づけはホールの人がする。

などだ。

気を付けなければならないのは上記の方法がどの店にも当てはまるわけではないということである。

厨房にお客さんを近づけないことが感染対策になるお店もあるだろう。

それはお店の作りによって、また従業員数によって変わってくる。

ちなみにアルコール除菌液が全テーブルに置かれているお店もあって、各自で除菌できるところはいいと思ったが、やはり食器や料理が触れるホールとの感染ルートを断つことはできないと結論付けた。

現在の感染症対策は客同士の感染に焦点が当てられている。

しかしホールの人が客から客へ病原体を運ぶベクターになっている現状がある。

ここを変えるには飲食店もお客さんも生活スタイルを変えなければならない。

そうはいっても自粛するよりは大きな変化ではないと思われる。

ホールが逐一手を洗う、除菌することで解決しそうだが、現実的に可能かどうかわからない。

作業スピードを遅くするということは、飲食店にとっては客の回転率が悪くなるため、実質的には時短要請と同じになる。

この理論から行くと、飲食店が時短によって客を詰め込み、作業スピードを上げたくなるならば、それは逆に感染率を上げる手伝いをしているようなものだ。

来店人数を減らせというかもしれない。

しかし、売り上げを落としたり、楽しみに来店した客を断ることができないのが現場である。

実際に人数制限ができていない店も見た事がある。

だから具体的かつ効果的で、しかも実際に無理のない生活スタイルを提示することが行政の仕事であると考える。

それにしても今までは知らない人の唾液がついた漬物でも食べていたのかと思うと、衛生管理に意識が向いたおかげだと思うとともに、なんだか不思議な気持ちになる。

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