反コロナ、反ワクチン、反マスクを作り出す原因

2022年4月12日火曜日

社会

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反コロナの人々と反コロナを作り出す人々

推進派が反対派を生み出す

新型コロナウイルス感染症の蔓延を危惧するようになってから、社会的な共通認識が出来上がりました。

それは外出時にはマスクをつけるということ。

接種権をもらったら早急にワクチンを打つこと。

他にもソーシャルディスタンスや黙食、イベントなどの自粛があります。

そう言った現在の常識に反発する人たちもいます。

「マスクなど意味ない」とか「ワクチンには危険性がある」とか、「自粛が経済を破綻させる」とか。

そう言って自分の主張を徹し、社会と衝突します。

私の個人的な考えとしては、マスクは優しさだと思っています。

コロナで本当に死ぬ危険性があると感じている人たち、特に高齢者や持病を持っている方がマスクをしていない人を見るとそれだけで恐怖を感じます。

また、自分のような弱みを持った人間への無関心さに傷つく人もいます。

ですからそのような人を社会的に排除しないポーズとしても、私はマスクをするようにしています。

そのように感じさせるのは過度で偏向的なニュースのせいだ、メディアのせいだと思われる人もいらっしゃいますが、これらをすぐに変えることもできない現状、マスクをするだけで安心できる人がいるのなら安いもんだと思うからです。

また、私はコロナ禍は私たちの感染症に対しての意識を改め、社会を再構築する一つのきっかけであるとも思っています。

私は反コロナではありませんが、急進的な行動をしないだけで冒頭で揚げた反コロナ、反マスク、反ワクチンの人たちの言い分にも一理あると思ってはいます。

さて、これは反コロナの人たち全員に当てはまることではありませんが、一つの要因としてこのようなコロナに関する行動規制に反発する人たちを生み出す要因に、現代の日本社会に蔓延する形骸化する指導者の存在、権力の氾濫があると思っています。

それは社会的な病理でもあります。

学校の先生、職場の上司、なんでもいいですが、権力を持っている人はその従事者からの求心力を欲します。

そのために的確な指示ができる人間でなければなりません。

しかし、指導的な立場についた人全員が本当の指導力をもっているわけではありません。

その多くは年功序列であったり、出世欲、金銭欲であったりします。

欲と言っても悪い意味だけではなく、家族を養うなどまっとうな理由の場合もあります。

しかし、どちらにせよ指導力がないのに指導者になっているわけですから、自分では生産性のある指示が何にも思いつかないわけです。

そこでコロナ禍のような有事になると行動規制がはっきりと上から下り、それらをこれでもかというほど従事者に使ってしまうということです。

その時に本来の感染症対策云々の中身よりも、行動を規制することに厳しくし過ぎてしまい反感を買うという訳です。

これは反コロナの人たちが出来上がるただ一例にすぎません。

しかし、コロナウイルスを予防したいと純粋に考えている人たちの意に反して、このように自分の権力を誇示するためやストレス発散のために使ってしまう人もいます。

確かに社会のルールは守った方がいいと思います。

しかし本当にルールを守ってほしいのなら、偉ぶるような言い方はしなくてもいい場合がほとんどではないでしょうか。

頭を下げてお願いし、恩着せがましくしない頼み方も時には必要です。

コロナを撲滅しようと躍起になる人も、もう一度自分の言動を振り返ってみてもいいかもしれません。

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