【猟犬の誤射】疑わしきは撃たず

2022年4月29日金曜日

詩・随筆

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銃口の先と引き金の意味

食卓では感じられない生々しい現場

ライフルってどのくらいの威力があるのか調べていたら見つけた狩猟の様子。

獲物はイノシシ。

通の人はシシと呼ぶかもしれませんね。

場所は静岡県。

実は私の叔父も静岡で猟をしています。

イノシシやシカの肉をおすそ分けしてもらって焼肉にして食べました。

シカは癖もなく美味しかった記憶があります。

イノシシはブタに似ていますが、それより癖があって固かった印象です。

でも食べ応えがあって狩猟とはいいものだと思ていました。


今回の動画で狩猟の様子を間近で見た感想は、ちょっとイノシシかわいそうだなといった感じです。

なかなか死なない姿、生きようともがく姿。

痛いだろうな、と。

食べ物への感謝を強くしました。

猟犬の誤射

狩猟をする叔父がいてもその実際を見たのは初めてでした。

そこで意外に思ったのは獲物を撃つ時の猟犬の近さ。

犬があんなに獲物に食らいついていくとは思いませんでした。

そして3匹もいる。

そして、もし人間があんな近くにいたら銃を向けたりはしないでしょう。

間違って犬に当たったりしないのかなと少し怖くなりました。

そして「猟犬 誤射」と検索して目についたのが下記のブログ。

生きもの二人三脚 猟犬の誤射について (fc2.com)

猟をしている人の猟犬への誤射に対する考えです。


先ほど話題にした犬と獲物の距離が近すぎて誤射するというものではありません。

鳴く犬は誤射されにくい。

鳴かない犬は誤射してしまう確率が高まる。

それは仕方がないのか。

そんなわけがないといった感じです。


これを読んで思ったのが「疑わしきは罰せずならず、疑わしきは撃たず」。

猟銃は殺傷能力の強い道具。

命は一度失ったら帰ってこない。

狩猟に夢中になると、猟犬への気持ちが薄らいでしまうことがあるのか。

それはスポーツをしていてプレイに夢中になると、不慣れな仲間の動き、仲間のミスがうざったく感じてしまう心理と似ているのでしょうか。

私はうざったく思われる方ですが。

「そこにいたのが悪い」と自分本位になっていくことは考えられます。

もしくは、叔父から聞いた話ですが、イノシシはこちらに突進してくることがあるので撃ち損じると自分に命の危険があるそうです。

そうした生きるか死ぬかの緊張感があり、やらなければやられるという恐れもあるのかもしれません。

とは言っても上記のブログの筆者によると獲物か猟犬かを判別して撃つことは十分可能だとなっていますし、猟犬が鳴いていれば誤射しないという論ですのでこれには当てはまらないようです。

もし興味が湧いてきて狩猟の世界に入ることになったときは、引き金を引くことには獲物だけでなく、パートナーである猟犬、狩猟仲間である人間の命がかかわっていることを肝に銘じ、より慎重になる必要がありそうです。

そして現役猟師の方には敬意と感謝の念を持っていきたいと思います。

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