能動的な変化は強化か弱体化か
変化を求められる政治の世界
2021年10月31日に行われた第49回衆議院議員総選挙は、各メディアの予想が外れ、自民党が261議席の絶対安定多数を確保し、立憲民主党が前回の109議席より13議席減らし96議席となりました。
ご存じのことと思いますが11月2日、立憲民主党の代表であった枝野幸男氏は、今回の選挙結果の責任として辞意を表明しました。
それに対して自民党側は、
「自民は『守護神』を失った。辞任は痛い」
と皮肉いっぱいの反応。
「守護神失った」枝野氏辞任 自民落胆の声も - 産経ニュース (sankei.com)
立憲民主党の代表が変わり、新しい方向性を示されたり、次の代表に人気が出たりでイメージが一新されるのが怖いのか。
それとも立民がさらに弱体化して、他の勢力が隆盛するのが怖いのか。
どちらにしても自民党含む政界への影響は大きいと見られているのでしょう。
コロナウイルスの死滅説
そんな中、新型コロナウイルスについて朗報ともいえるニュースが入ってきました。
【新型コロナウイルス】新型コロナウイルス「死滅説」と「風邪化説」は朗報か? 国立遺伝学研究所とNY大が指摘|日刊ゲンダイDIGITAL (nikkan-gendai.com)
2020年から2021年、私たちはこのコロナに生活において大きな変化を求められました。
それがまるで台風が全部持って行ってしまったかのような感染者の激減。
オリンピックの時に東京だけでも2千言っていたのがウソのような現状です。
確かに韓国が疑うのも無理はない。
ただ、研究者が言うように変異を繰り返すことによって死滅することはあり得るのかなとも思います。
また、毒性の強い変異型をワクチンなどで徹底的に封じ込めることによって、毒性の弱い一般的な風と同じようなものだけが生き残るというのも納得がいきます。
日本は外国と比べ感染者数も死者数も低く抑えられてきました。
それは日本人の元々持っている抗体や感染を広げにくい生活習慣にあったともいわれていますから、これにワクチンの効果が加われば急激な感染者数の減少も一概にないとは言い切れないのではないでしょうか。
パフォーマンス目的の変化は永続しない
さて、ウイルスの突然変異というのは生存するために起きることなのでしょうけど、それが原因で死滅してしまうというのは何とも皮肉な話ではあります。
立憲民主党も分裂したり名前を変えたり、代表を変えたり、何度も変異を繰り返していますが、これがかえって弱体化につながることもあるのかなと思います。
まだわかりませんが。
立民に限らず、私たちの社会でも、会社や学校などの組織でこういうことは結構よく見かけることだと思います。
今こんな悪いことが起きているのは、これがあるからだ、変わらなきゃ!
有名な言葉に、
「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。」
というものがあります。
進化論で有名なダーウィンの言葉として広く使われていますが、実際はダーウィンの進化論を誤って解釈した経営学者レオン・メギンソンという人の言葉からきているそうです。
誰もが知っているダーウィンの名言は、進化論の誤解から生じた!(千葉 聡) | ブルーバックス | 講談社(1/2) (ismedia.jp)
確かにダーウィンの進化論を知っていると、進化って変化しようと思って変化するもんじゃないよなと違和感を覚えます。
これは自民党が以前間違って使用したことから記憶に新しい人も多いかもしれません。
アイドルグループでも、映画でも、ゲームでも、できたばかりや一番最初の作品が一番いいという場合が結構あります。
メンバーを変えても、ナンバリングを重ねても、最初の勢いを取り戻せずに終わってしまうこともあります。
ですからなんでも変わればいいというものではないかもしれません。
「雉も鳴かずば撃たれまい」という諺があるように、ここぞというときはじっと耐える場合もあるのでしょう。
正しい変化か、はたまた根拠のない希望的観測の変化か、立憲民主党の実力が試されています。
これを成功させてこそ、きっと日本を正しく変えていける、言葉だけではない、見せかけだけではない、実行力のある政党と言えるのでしょう。
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