この記事は為替変動の予測を目的にしたものではありません。通貨ペアの為替チャートの読み方に関する予備知識です。
ドル円のドルが強いとチャートは上と下、どちらに行くかすぐ答えられますか?
昨今、急激な円安がニュースになり、金融関係に携わる人以外でも為替レートを見かけることが多くなりました。
為替レートを通貨ペアごとにドル円とかユーロ円、ユーロドルと言ったりします。
そして為替レートの変動を時系列で示し、方向性や変動率を視覚的に理解しやすくしてくれるのが為替チャートです。
さて、ここで質問です。
ドルが強いとドル円チャートは上と下どちらに行くかすぐに答えられますか?
それではユーロドルではどうでしょう?
たぶんトレーダーのように毎日チャートを見ている人には簡単だと思いますが、外貨預金くらいだとあまり毎日チャートを見るわけじゃないので難しいかもしれません。
為替チャートでどちらの通貨ペアが強いと上がるのか、または下がるのかを一瞬で言えるようになる考え方がありますので紹介します。
シーソーの原理を使います。
天秤でもいいですけどね。
ドル/円、ユーロ/ドル、ユーロ/ポンド、オーストラリアドル/スイスフランと市場には沢山の通貨ペアがありますが、ドル円を円ドルということは滅多にありません。
このペアの並びはとても重要で、世界共通であり、チャートにも深く関係しています。
ここでドルと円をシーソーに載せて考えてみましょう。
ドルが左側、円が右側、これはドル/円の順番どおりです。
そしてもしドルが強いと、
ドルが重いのでシーソーは右肩上がりになります。
シーソーの板の部分をチャートに当てはめてみてください。
ドルが強いとチャートは上がると簡単にわかります。
反対に円が強いと、
円が重いのでシーソーは右肩下がりになります。
チャートに当てはめると、円が強い時はチャートが下がるとわかります。
この原理を頭の中に入れておけば、
ポンド/ドルでもポンドが強い時は、このペアでは右肩上がりになるんだなとわかります。
NZドル/円でもNZドルが弱い時は、このペアでは右肩下がりになるんだなとわかります。
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