ウクライナ侵攻で孤立するロシアは新たな経済圏を形作るのか?

2022年3月3日木曜日

社会

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孤立するロシアの思惑

排除したつもりが排除されていた?

プーチン大統領はいったい何を考えているのでしょうか。

私はそれが道義上、善か悪かは別として已然、彼が一国の指導者としてロシアの国益のためにウクライナ侵攻を進めているという見方からロシアのウクライナ侵攻|経済的理由に基づく予想などで考察をしています。

ですから、現在ロシアが受けている経済制裁もこの侵攻の代償として織り込み済みであったと見ています。

それではプーチン大統領はロシアの経済政策をどうするつもりだったのか。

先ず、安定した商売相手として名目GDP世界2位の経済大国である中国が念頭にあったと考えるのが自然だと思います。

中国の名目GDPは2020年で14,866億ドル。

3位以降は桁が一つ減って5,000億ドル代以下ですので束になってかかっても勝てないくらいの存在感が中国にはあります。

例え中国が諸国の経済制裁に足並みを揃えたとしても、それはある種のポーズである可能性も考えられますし、それができるくらい中国には余裕があるということです。

あくまでこのGDPの情報が正確であることが前提ですが。

そしてウクライナ侵攻をよしとしない国々が距離を置き、ロシアが孤立すれば逆に近づいてくる国々もあるでしょう。

それはある意味、以前よりも確固とした信頼関係で結ばれるようになるということです。

他に頼ることができないことをお互いに知っているからです。

そして商材はもっぱら石油、天然ガス、軍需産業になるでしょう。

ITや観光業もあるかもしれませんが、ロシアの想定する新たな経済圏ないだけの限定的なもの似らざるを得ません。

ロシアは他の多様な産業と成長を犠牲にすることになるのです。

可能性よりも現状の困窮を打開する、それだけロシアは追い詰められているということなのかもしれません。

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