【ウクライナ侵攻】プーチン大統領暗殺は民主化を妨げる悪手

2022年3月8日火曜日

社会

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目には目を、暗殺には暗殺を

プーチン大統領をどのように失脚させるべきか

ロシアは大統領を選挙で決めるなど、一応は民主制の体制をとっています。

しかし、ある調査によるとロシアは独裁政治体制の部類に入るとか。

世界の民主主義ランキング 日本は民主国家?独裁国家? - 世界を見える化するサイト ミエルカ (mieluka.com)

民主主義ランキングでも167か国中144位とかなり下位にあります。

共産主義化を嫌った1900年代のアメリカおよび西欧諸国からすれば、ウクライナ侵略で生じた今回のロシア国国内の混乱は民主化へのきっかけと捉えるのではとも思えます。

ネット上では「プーチンを暗殺しろ」というやや過激な発言が目立ち始めていますが、果たしてこれが今後のロシアや世界情勢にいい影響を与えるのか疑問です。

やや過激と表現したのは、私自身も今回の戦闘で何千人も死に追いやり、何十万人と難民を作り、何千万、何億人という平穏な生活を脅かされる原因を作ったプーチンがこのまま生かされる道理はないと考えているからでもあります。

彼がロシアの大統領として外交したり日本に来て記者会見していた時は、気骨のある政治家にも見え、日本とはまた違う価値観が新鮮にも感じましたが、そういったちょっとした好感も今や殺人者を忌み嫌う感情に凌駕されてしまっています。

ですから私はプーチン大統領を庇うために暗殺を避けたいと述べているのではなく、今後のロシアと世界的福利のためにプーチン大統領の暗殺は最善の方法ではないと述べているのです。

例えばテロリストの親玉を殺してもその残党が勢力を受け継ぎ、暗躍することによって根本的な改善から遠ざかってしまうように、プーチン大統領の暗殺が必ずしも今回の一件を解決に導く保証はないと思っているのです。

私としてはロシア国民が声を上げ、民主的な方法でプーチン大統領を大統領の座から引きずり下ろし、新たな大統領を選ぶことが必要であると思っています。

とは言ってもこれも具体的にどうすればいいと言えないのが私の知識の限界なのです。

選挙を行えば対立候補の命を脅かすような国でどう民主的な政治に移行できるか。

プーチン大統領だけでなくその取り巻きが利権を手放すのにどれだけの血が流れるのか。

2000年代における新たなロシア革命が起きるのか注目しています。

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