最近のドル円について
黒田日銀総裁の手腕は
黒田日銀総裁に対する円安容認姿勢への批判はあるものの私としては致し方ない部分はあると思います。
円安が輸出業に利潤をもたらすのは事実ですし、観光業についても円の海外への流出を抑える要素となるからです。
もちろん円安が恒久化すると輸入業だけでなく輸出業における原材料も高くなりますのである程度の波はあった方がいいと考えます。
日銀の指値オペが円安に拍車がかかるといった声も聞かれましたが、私の印象では一時的に急落するだけでその後バランスするのがこれまでのデータから見て取れます。
むしろ指値オペを期に下落していくこともしばしばありました。
現に今回も指値オペの一日目に125の高値を付けた後、ドル円は下降線をたどっています。
3日間連続の指値オペときくとさぞかし強烈な円安になるような派手な印象を受けるかもしれませんが、これは注文期間を分散させることによって勢いを分散させかえって円の暴落を抑える思惑があるのではないかと推測します。
そして黒田シーリング・黒田ラインというのが実際にあるかわかりませんが、そこで介入を用意してしっかり押さえる準備をしていたのではないかとも考えられるのです。
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