戦争に正義はない
表向きは民主主義の戦い、治安維持など
"アメリカは世界の警察"
何だか懐かしい響きです。
かつてアメリカはそんな風に呼ばれていました。
自分でそう宣言したようです。
始まりは第二次世界大戦後。
終わりはオバマ大統領の明確な宣言によってです。
なぜアメリカは世界の警察をやめようとしているのか?? | 楽しくわかりやすい!?歴史ブログ (rekisi-daisuki.com)
第二次大戦後は、アメリカは共産主義に対する民主主義を守ることを大義名分として軍事介入を行っています。
有名なもので朝鮮戦争やベトナム戦争があります。
そして父ブッシュ大統領の在任期間には湾岸戦争、息子ブッシュ大統領ではイラク戦争が起こっています。
オバマ大統領がアメリカの世界の警察官をやめるという旨の演説から、新たな軍事介入はやめ、アフガニスタンからも撤退し、今回のウクライナの紛争でも経済制裁にとどめています。
振り返りも含めてこの"アメリカは世界の警察"というフレーズは、戦争を正当化するためのプロパガンダでしかなかったのかなといった感想を持ちました。
もちろんアメリカの成長のためという大義があったことには違いないのでしょうが、警察官から私たちがイメージする正義や奉仕のような思惑はなかったのだと思うのです。
アメリカ軍人一人一人を見ればそこには正義や奉仕は見られると思いますが、それは助ける側も助けられる側も、そのプロパガンダに魅了されていたということなのでしょう。
アメリカは原油も天然ガスも自国で賄うことができるほど生産性が上がりましたし、殉職者が出れば国民感情も揺さぶられます。
アメリカは世界一の原油産出国、なぜ一気に増えた? | 経済は統計から学べ! | ダイヤモンド・オンライン (diamond.jp)
軍事介入による原油・天然ガスの確保、軍需産業の活性化よりも生産性のある産業が成長しているということなのでしょう。
今回のウクライナへのアメリカの姿勢を見てそんなことを思いました。
単なるお金儲けのための詭弁という言い方は少し行き過ぎかもしれませんが、経済成長のため国の指導者というのはいつの時代も戦争をどのようにきれいなものに見せるのか思案しているということは頭の片隅に入れておくべきでしょう。
おすすめ記事:
【橋下徹氏の論法】報道番組に通販番組並の表現規制はできないものか
0 件のコメント:
コメントを投稿