プレゼン・営業|ぐっぴー先生の配信に学ぶ聞き取りやすい話し方

2022年11月1日火曜日

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ゲームの技術だけでなく話し方も参考にしてみよう

大学のプレゼン、営業トークの参考に

以前、滑舌の特効薬|電話営業半年で成績1位になった話し方のコツの中でも取り上げた”句読点でしっかり間を置く”という技術を非常にわかりやすく実践している方の動画を見つけたので紹介いたします。 

Rush Gamingに所属する元プロeスポーツ選手のぐっぴーさんです。

ぐっぴー🐡/ Rush Gaming(@AllyGP2)さん / Twitter

コールオブデューティーというFPSの世界で、プロとして活躍した経験を活かし、現在はストリーマーとしてYouTubeやTwitterなどで主に技術向上に役立つ情報を発信しています。

特に大学生や新卒の方と歳が近いと思いますし、実用性がある技術ですので、人前で話すのが苦手な人、滑舌の改善がすぐに必要な人には参考になると思います。

とりあえず最近の動画を貼り付けますので一度ご覧ください。

ファンからは先生と呼ばれ親しまれています。

しゃべり方も声質も柔らかく優しい感じでゲーム初心者の入り口としても貢献していると思われますが、注目していただきたいのは一つの文章を読み上げる期間にもいくつもの”間”を設けていることです。

一部を書き起こしてみます。(間にスペースを置いてみました)

「今回は タイトルにもあるとおり 初心者の方向けの 練習方法をね 三つご紹介したいと 思います」

恐らく文章上の句読点でない場所にも自主的に間をおいています。

この話し方は大学や会社のプレゼン、また営業トークなどで簡単に聞き取りやすさをアップできる大切な技術の一つです。

しゃべりの技術については滑舌が注目されがちですが、滑舌を改善するためには日々のトレーニングとそれが実を結ぶまでの時間が必要です。

しかし間を置くだけでしたら、確かに緊張している時に忘れがちにはなるものの、スクリプトにメモしたり、意識するだけでも比較的早く改善効果が期待できます。


この間を置く技術の効果を簡単に説明します。

1.滑舌が悪くても聞き取りやすさをカバーできる

滑舌が悪いと聞き取りにくいのは確かなのですが、聴き手側もある程度の柔軟性は持っています。

聞き取りにくくても、全く分からないわけではないということです。

ちょっと「ん?」とか「違和感があるな」と思う程度です。

しかしその違和感が積み重なると「もういや」「疲れる」「不快」といった印象に替わってきてしまいます。

聴き手側は集中力が切れて内容が入ってこなくなります。

オーバーヒートしてしまうワケですね。

間を置くことによって相手の許容を長持ちさせ集中力が途切れるのを防ぐ効果があります。

2.早口で話しても聴き手側の理解力を補足させる

滑舌が悪い場合はゆっくり話すことが大切です。

しかし滑舌がよければどんなに早くしてもいいのかと言ったらそういうわけではありません。

どんなにはっきり話しても聴き手側の理解力が追い付かなければ意味がないからです。

YouTubeなんかで2倍速で聴いて内容を理解できるでしょうか。

そういう訓練をしている人もいますが、ほとんどの人は1.5倍くらいが適度な速さではないかと思います。

ただ適度に間を置いてあげることによって、聴き手の理解力を補い、早口でも説得力のあるプレゼンをすることができます。


理想を言えば早口でない方がいいのですが、プレゼンの時間が押していたり、パートナーが時間オーバーしてそれを補わなければいけない時、補足説明が必要になった時など不測の事態は考えられます。

間を置くことは、そんなギアを上げなければならない状況に臨機応変に対応できる技術でもあるのです。

3.自分自身のブレーキ作用

緊張している時は早口になりがちです。

自分の得意分野を話す時も早口になります。

知識がある分よどみなく言葉が出てくることはいいのですが、聴き手側にとってはキャパオーバーになってしまうかもしれません。

また、挨拶言葉や営業トークに見られる決まり文句の繰り返しも早口になる場合があります。

自分にとっては毎度のことでも、お客さん側からすると初めて聞く説明ですから早すぎると機械的になり、あまり重要でない印象を持たせてしまいます。


間を意識することによって聴き手側に配慮ある話し方ができるようになります。

4.アドリブで話す時に自然体で分かりやすくなる

時にはスクリプトを使わないでプレゼンすることもあるでしょう。

わざとスクリプトを使わないことにより、「この人わかってるな」と信頼してもらう機会にもなります。

ただ、同じことの繰り返しになったり、話の内容が薄くなってもいけませんから、一つ一つの言葉を大事に伝える方が効果的だったりします。

話す時は伝えることも大事ですが、場の雰囲気を感じ取ったり、相手のペースに合わせたり、伝えるべきことを自分なりにその場で修正していく作業も必要になります。

伝えることでいっぱいいっぱいになると、それらがおろそかになりプレゼンの質が低下します。

間を入れていくと自分の持ち時間をより効果的に使うことができます。

後、絶対にかまない、止まらないという自信がある人はいいのですが、話すことに詰まったり、考え直す時間が必要で無言になった時、聴き手側から「今考えているんだな」と温かい目で見てもらえる可能性も高まります。

全速力で走っていた人が急に止まったら、つまずいたのかと心配になりますが、ふらふらと散歩している人が止まったところであまり注目されません。

そういうゆったり目なキャラを聴き手に印象付けることによって自分へのハードルを下げるのです。

プレゼン・営業を楽しく充実した時間に

プレゼンや営業は身に着けた知識を他者に伝え、自分をアピールできる機会です。

ライブのように緊張もしますが輝ける場所でもあります。

私がぐっぴーさんの配信をいくつか見て感じたのは、対戦ゲームでも楽しむことを忘れてはいけないということです。

プレゼンにも営業にも成果が求められ点数がつけられます。

競争社会の面があるのは否めません。

今回紹介した中には少々、緩いと感じるポイントもあったと思います。

ただ、私は完ぺきを求めすぎるとかえってうまくいかないこともありますし、それがプレゼンのすべてではないと思っているのです。

プレゼンが苦手な人からも、しゃべりがうまくない人からも私はためになる知識を教わり、大いに感化されてきました。

営業成績1位を毎日とれるようになった私ですが、始めた時はまったく成果が上がらずやめようとも辞めさせられるとも思い落ち込んでいました。

それでも訓練を続け、自分なりの工夫ができるようになったのです。


ぐっぴーさんの姿勢にならっていわせていただきますと、プレゼンを、そして営業を楽しんでほしいと思います。

私も楽しんでいきたい。

そんな時に、間を置くというようなちょっとした技術・コツが苦手意識を軽減し、少し楽にしてくれることもあります。

楽の次は、楽々に、そして行く行くは楽しくなればいいなと思っています。

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