ギャグかと疑うレベル
CoDと言えば日本でも一度はFPSの覇権を取った超有名タイトルです。
購入やプレイはしなくても名前だけ知っている人も多いはず。
特にキャンペーンの出来は群を抜いていて、そのリアルさと臨場感で戦争の緊張感、悲惨さ、残酷さ、危険性を体感したい気持ちで実況動画だけを見漁ったという人も少なくないでしょう。
本場アメリカではまだまだ人気は衰えず、ゲーム制作元のActivision Blizzardは株価94ドル(ドル円150円換算で日本円にして約1万4千円、任天堂は約6千円、スクエニ約5千円:2023年10月)に達する大企業です。
その大企業が日本向けに作ったCMがこれ↓
PS5®/PS4®『Call of Duty®: Modern Warfare® III』オープンベータ開催中!
— プレイステーション公式 (@PlayStation_jp) October 13, 2023
すべての部隊に呼びかける、任務に復帰せよ、今すぐチームを結集してオープンベータへ参戦だ!
10月17日(火)午前2時まで開催。#戻れ終わらない戦場へ #MWIII #Callofduty pic.twitter.com/4sfmmItrRx
YouTube用↓
内容は、CoDをしたくて帰宅しようとしたところ上司に食事に誘われて悲しみに打ちひしがれるサラリーマン風の男が、訪れた中華料理屋の店主らしき人物とCoDをやろうと勇み立つといった感じです。
日本向けですがたぶん日本人じゃないような。
特徴的な吹替がついていて、まるで中国人が演じる無料課金スマホゲームのCMみたいになっています。
ゲーム映像はありません。
何を意図してこんなCMを作ったのか。
私はCoDのゲーム性・競技性に面白みを感じファンになりそうだったので残念に思いました。
ギャグのつもりでつくったのかなぁ・・・。
日本ビジネスの失敗?
MWIIの時はもう少し日本贔屓なところもあったのです。
プレイステーションで予約した人には、侍をモチーフにしたオペレーターを配布。(個人的には現代戦なので自衛隊風だったりSWAT風の方がいいと思いますが)
Warzoneではアシカアイランドという日本を舞台にしたマップが作られたり。
それに伴って日系のオペレーターや小太刀、手裏剣が追加されたり。
もちろん日本好きの外国人向けという線も無きにしも非ずですが、私はこれは日本人プレイヤーの復帰を期待してのコンテンツだったと思います。
事実、MWIIのCMは山田孝之さんを起用するなど豪勢なものでした。
かなりお金がかかっています。
もしかすると日本でのMWIIの売り上げが芳しくなく、予算を削減されてしまったのかなと思わせます。
特に何もせず売り上げがよくなかった場合と、お金をつぎ込んで勝負に出て売り上げがよくなかった場合とではダメージが違います。
もし期待通りの結果が出なかったとしたら、日本のマーケティングを任されている方々も上層部に強く出ることはもうできないでしょう。
本当に日本でのビジネスが失敗したと幹部らが認識したらもう当分の間、日本に売り込むことはなくなるかもしれません。
日本人はゲーム好きで、プレイステーションの普及率もそこそこあると思われますので、マーケティング的に考えて決して軽視できない場所ではあると思うのですがね。
とうとう本当に終焉が来てしまうのかな?と不安がよぎります。
お金はかけない方がいい?
大手のビッグタイトルのゲームが売上不振と聞くと、スクエニのFFが思い出されます。
FFも過去の栄光、過去のリメイクばかりで、新作の売り上げは下降気味です。
FFが面白くなくなったという見解も否めませんが、他に面白いゲームがたくさんあると言った環境もあると思います。
評価は相対的なものですから。
宣伝すればある程度は効果があるはずです。
それが”知らない人”にアプローチする方法だからです。
でもビッグタイトルはみんなだいたい知っている、もしくは自分の過去の記憶から知ったつもりになっている。
そうすると宣伝の効果も変化していくということになります。
今回、宣伝にお金を使わないのはある意味正解かもしれません。
叩いても響かないなら叩く必要はありませんからね。
今後は宣伝にお金をかけず、真摯に面白いものを作り続ける、そして日本人が再び関心を持ってくれるのを待つことが得策のような気がします。
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