正しい批判と悪い批判
City of NewYorkさんの動画がCoDへの批判動画を出しました。
内容は主にWarzoneのマッチングの遅さとそれに対応策を提示しないCoD運営への批判です。
ただここで注意しなければいけないのはCity of NewYorkさんはゲーム自体は面白いと言っているところです。
マップの作りも褒めています。
世界大会への予選に参加しようにも2時間待ってもマッチングせず、彼の知り合いは4時間待ってもマッチングしなかったということです。
このようなゲーム性の不具合について批判しているということです。
このWarzoneのマッチングしない問題については私自身も経験したことがあります。
Warzoneのランクプレイが展開されたころ、はじめはまあまあのペースで遊べていましたがしばらくすると何時間たってもマッチングしなくなりました。
このような感想はTwitterでも何件も投稿されています。
City of NewYorkさんの批判が正しいと言えるのは、第一にそれが事実であるということです。
その他の理由については後述することにします。
City of NewYorkさんの動画には批判コメントもちらほらありますが、その内容は事実を歪曲する悪い批判です。
マッチングせずに大会の予選を予定通りにできなかった事実に目を背け、「自分」は普通にマッチングしていると述べている人がいますが、それはCity of NewYorkさんの動画への批判としては的外れだからです。
このように事実を歪曲して行う擁護はCoDのためになりません。
言い換えれば、CoDというゲームは虚偽でなければ擁護できないほど、ある分野において質が低下している証拠とも捉えることができるということです。
CoDを批判する人はCity of NewYorkさんだけではない
ハセシンさんは連射ショットガンによる武器調整の甘さからしばらくWarzoneから離れると宣言し批判的態度を示しました。
ハセシンさんに呼ばれてコラボ配信した常闇トワ様も同じ感想を述べました。
弟者さんはおついちさんとの配信で、DMZの鍵のかかった部屋に鍵なしで入れるバグについて批判しました。
プロ選手のGorouさんは公式大会でチーターを規制しない運営の態度を批判しました。
CoDの実況者ジャンヌさんはことあるごとに批判的な動画を出しています。
とはいえ彼らはCoDを嫌っているわけではありません。
ハセシンさんはApexやVtuberとのコラボ配信でも、CoDに言及したり、CoD出身だと自己紹介しています。
トワ様の批判は連射ショットガン一強の環境がつまらなかったと言っているのであり、裏を返せばそれがなければ楽しかったということになります。
弟者さんらもCoDで感じるロマンについて語っています。
Gorouさんもゲーム自体は楽しい、プレイ感も問題ないと言っています。
Gorouさんが「おもんない」と度々言うのは大会でチーターを排除してくれないことに対しての不満であり、またランクプレイでチーターと対戦することにより膨大な時間を無駄にしたことなのです。
これは貴重な人生の一部をかけている選手として当然の感想ではないでしょうか。
実況者ジャンヌさんも一律に批判しているわけではなく、試合を破壊するような武器が出たとき、ストレスフルなマップが自動的に適用される仕様についてなど、CoD開発の配慮のなさについて言及しているだけです。
正しい批判とは
City of NewYorkさん含め、上記で挙げた配信者の方々から学ぶべきことは、彼らはCoDが嫌いで批判をしているわけではないというところではないでしょうか。
面白いからプレイした。
でもストレスがたまるところがあってそれを共有した。
つまり批判が目的ではなく、プレイした感想が批判的だったということです。
悪い批判というのは、批判ありき、そのもの憎しで悪口を書き連ねたり暴言を吐くことです。
そこには虚偽を用いた擁護と同じ非合理性があります。
また感情に任せた暴言もよろしくありません。
SNSでCoDの公式アカウントで見かける運営への暴言は控えるべきです。
この場合も、ゲームにおいて不快に思う"理由"を率直に述べるべきです。
そういった意味ではCity of NewYorkさんが動画内で暴言を用いるところは模範的ではないと言えます。
公式アカウントで批判するとフォームを案内されることがありますが、それでも公式アカウントに批判する効果はあります。
それは公でのネガティブキャンペーンが今後の集客に影響するため、体裁を保つためにもゲームの質について議論される可能性があるからです。
正しい批判の効果ーなぜ我々はCoDを批判するのか
私は批判、言い換えれば率直な感想というのは必要だと思っています。
たとえそれが対象物に不利益を被る発言であったとしてもです。
その理由は、CoDの開発者の中の有能な人材を助けるためです。
CoDはたくさんの批判を受けていますが、それでも私は有能な人物が幾人か残っていると信じています。
会社には利益を追求しすぎたため品質をおろそかにする姿勢が生じる場合もあります。
仕事は適当に給料をもらって楽しく過ごせればいいという考えの人もいます。
必ずしもそれがだめだとは言いませんが、そういう人たちにゲームクリエイターとしての主導権を握らせる必要はありません。
CoDの武器の強さを調整している人、マップを作る人、キャラクターやパーク、シナリオを作る人の中にも、才能・センスがあって熱心に開発に取り組んでいる人もいれば利益やノルマを追求してその場しのぎの作業をしている人もいるでしょう。
そのような社内環境にあって、熱心に開発に取り組む人たちの背中を押し、利益だけを追求するような勢力を弱める消費者の意見、つまり批判はよりよいゲームが作られるに必要なものなのです。
応援したい気持ちが暴走?GreedZzさんの擁護の間違いをRush Gaming|GreedZzさんの的外れなCoD MW3擁護に掲載。
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