波平の月収を書いた人物が鍵
時折、X(旧Twitter)に流れるサザエさん一家の家計簿。
大黒柱である磯野波平の月収が78万円、フグ田マスオの月収が48万円。
この月収公開の放送回が1977年ですから、当時のサラリーマンの年収が240万程度だそうで、ボーナスなども考えると月収は20万いかない。
サラリーマン年収|年次統計 (nenji-toukei.com)
となるの、マスオの月収は相当高いものとなり、出世しているとはいえ波平の月収も相当なものということになります。
この月収の部分だけが切り取られ、彼らは高学歴のエリートだとか、さすが都内の一等地に住んでいるだけあるなどと様々な考察までされています。
実際に「サザエさん 波平 月収」で検索すると、冒頭には78万円の情報が公式かのごとく表示されます。
ところが、この高収入の情報、デマの可能性が濃厚のようです。
波平高収入の真相
サザエさんに詳しいこちらの方が当放送回の概要を投稿しています。
きょうの♩サブタイトル辞典は
— 磯野家のお茶の間(サザエさんサブタイトル研究家) (@isonosanchi1) December 28, 2020
1977/2/20 第386回
「タラちゃん絵かき歌」
「はっきり言って下さい」
「まっ白い家計簿」の三本です。
三本目は無駄になった家計簿の話題。
カツオの悪戯でウソの収入を
見せびらかされるハメに…
家計簿いまもつけてる人いるのか? pic.twitter.com/zs6SG1iRS7
なんと、あの家計簿に書かれた波平とマスオの月収はカツオのいたずらだったとか。
カツオがなぜそんないたずらをしたのか、そしてその悪戯のためにサザエさん一家が被った災難などは以下のサイトで説明されているのでご覧ください。
ネットで話題の「磯野波平は年収1千万円」説の実情 意外な真相が判明? | マグミクス (magmix.jp)
こちらの情報では波平の本当の収入まで公開されています。
内容は放送日ではなく連載日に即していて、月収はさらに低かったことが明らかに。
そしてカツオの嘘がさらに大きな盛り方だったということも明らかになりました。
もし再び波平・マスオの月収が話題になったら「ほんとはこうだよ」とサザエさんサブタイトル研究家さんの投稿や先ほどのサイトなどを引用して教えてあげてもいいかもしれません。
それにしてもカツオのいたずらがこんなにも長い年月を経て多くの人をだましてしまうとは、元祖いたずらっ子キャラのカツオ冥利に尽きるとも言えそうです。
あっぱれ!
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