ドル円トレード転換?エミンユルマズ氏はいつショートを損切りしたのか

2023年9月1日金曜日

社会

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エミンユルマズさんの予想は遅れて当たる?

2023年9月1日現在、ドル円は145円半ば。

3日前に147円を突き抜けて強い上髭をつけてから下降している状態です。

俺的ゲーム速報のJINさんのライブ配信でも見られるように、年明けの下落をトレンド転換だと捉え、売りポジションが捕まってしまった人は多いようです。

年明けの下落トレンドを示唆した人物にエコノミストのエミンユルマズさんがいます。

売りポジションを損切りした人にとって、もしくは損切りできずにいまだ持ち続けている一部の人にとって、損害による怒りの矛先は彼に向っているようです。

アンチでなくエミンさんの予想を参考にしてきた善良なフォロワーにとっても実際の彼のトレードは気になるでしょう。

エミンさんの損切りライン

損切の目安としては過去にこんな投稿をしています。 

140円手前で撤退、つまり損切りしたと読み取れます。

しかも時期としては4月。

今より4か月ほど前です。

また7月にもこんな投稿をしています。 

この投稿から、恐らく140円台ではトレードをしていない、もしくは140円前で損切りした後に、新たにポジションを入れたということが推測できます。 

本当にエミンさんの”予想”を参考にしていましたか?

エミンさんは自分でも予想の的中が結果よりも遅い、先行しがちと言っていますがこのドル円に関してはむしろみんなの方が遅すぎた、

むしろ、50銭や1円捕まった時点で損切りを考えられず、過去の下落トレンド予想にしがみついた結果ともいえます。

エミンさんの予想の「下落トレンド」しか聞き入れず、「上昇に警戒」を信じなかったのはなぜでしょうか。

それはエミンさんのポジショントークというより、「損切りしたくない」、「損したくない」というみんなの”ポジションシンキング”あるいは”ポジションマインド”の側面が強いからだと思います。

このような人たちは、恐らく去年からすでに130円以下で売りポジションの含み損を抱えていた類の人、もしくは去年の損を取り返そうと”下落トレンド”という自分にとって耳障りのいい言葉に飛びついた人であると考えられるのです。

自分が安心したいから、不安に押しつぶされそうだから、含み損を握りしめる不自由さから抜け出したいから、自分の願望を代弁してくれる人を求めていた。

エミンさんの考えを聞くのではなく、自分の考え(願望)をいってくれる人を探していた。

そこには理論や戦略はなく、学習もありません。

エミンさんの直近の予想ではこんなものがあります。

実際には8月15日、シューティングスターは現れずトレンド転換ならず。

しかし、これもシューティングスターの意味が分からず、「トレンド転換のサイン」という部分だけを信じて売りポジションを増やした人もいるそうです。

実際にシューティングスターが現れたのはちょうど2週間後の8月29日。

冒頭でもお話ししたように強い上髭をつけて下落しています。

(これが120円台まで落ちる大きなトレンド転換と言っているわけではありません)

予想よりも遅いとはいえ半年後とか1年後とかではありません。

2週間後です。

しかも根拠となる条件まで明示してくれているのですから、それをしっかり理解しておく必要はあるでしょう。

もちろん私はエミンさんが完ぺきとは言いません。

そんなことは彼自身も言っていません。

ただ、彼を批判したり、文句を言う前にもう少し自分の読解力と認知バイアスに注意を払ってみてはいかがでしょうか。 

シューティングスターとは|JINさん、エミンさんを誤解して爆損? 

 

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