言葉の意味を真に理解して
CoDシリーズ大会の実況としておなじみのコテつな(Kotetsun4)さん。
彼がMWIIの大会の実況中に、選手がスネグリをしているのを見てこんな感じのことを言っていました。
「私の方からはこれが何と呼ばれているのか言うのは控えますが・・・。
恐らくすねをぐりぐりしているからそう呼ばれているんじゃないでしょうか」
スネグリというのはMWIIでプロの選手たちが多用している小技で、特に頭一つ出るくらいの遮蔽物の前でしゃがんでは立ちを素早く繰り返し、敵からの攻撃回避と索敵、反撃を同時に行うことができるキャラコンのことです。
相手からは小刻みに遮蔽物から顔を出すので視認できても弾は当てずらい(ほとんど当たらない)し、スネグリする方は相手の姿をとらえ奇をてらって撃つことができるのでかなり有用です。
スネグリの本当の名前の由来はスネークグリッチで、しゃがんだり立ったりする動きが体をにょろにょろさせていて蛇みたいだからということでしょうか。
そしてグリッチというのは、本来の意味は「不具合」で、ゲームではゲーム開発者が意図しなかったバグ、抜け穴を利用してゲームを有利に進める行為として使われているようです。
英語「glitch」の意味・使い方・読み方 | Weblio英和辞書
「グリッチ」の意味・「チート」「モード」との違い・実例3つ - 言葉の意味を知るならtap-biz
コテつなさんが実況者としてスネグリの意味を濁したところ、コメント欄では上記のスネグリの意味をご丁寧に補足説明してくれたリスナーの方が何人かいましたが、実際、コテつなさんはあえて言わなかったことを察せずにいたようです。
グリッチはチートとまでは言いませんが、不正行為として認識されているものも多く、公式に招かれた実況者としては使用を避けたかったということなのでしょう。
テレビでは放送禁止用語の他、アナウンサーなどの職業的に忌避すべき言葉がいくつもあります。
YouTuberも案件の場合は、動画内でバグとかラグいとかは使わないようにしている人もいます。
実際、スネグリは過去のCoD BO2では大会で使用禁止になったりと悪評も高かったとか。
無論、MWIIのスネグリはそのようなことはありません。
コテつなさんが「スネグリ」をあえて使わなかったのは、行為の善悪ではなく、グリッチという言葉の印象に配慮した実況者としてのプロ意識からだったということでしょう。
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