ついにハセシンさんにまでネガキャンされるCoD

2023年3月19日日曜日

ゲームレビュー

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ハセシンさんは信頼できる人

ハセシンと言えばコールオブデューティー

この記事で使われるネガキャン(ネガティブキャンペーン)とは、対象物への批判や不利な情報を発信するという意味です。

対象物を完全に葬り去るまで過激なものとは捉えないでください。

さて、ハセシンさんと言えばコールオブデューティー(以下CoD)の低迷期もブレずにその楽しさを発信してきた人です。

CoDへの愛情は誰にも負けないくらい大きいことでしょう。

しかもハセシンさんは主にCoDを筆頭とするFPSに詳しいゲーム配信者の中でYouTubeの登録者は2023年時点で71万人に達している貴重な存在です。

そしてRush Gamingの総隊長であり、今インフルエンサーの中で隆盛を誇るVtuberとのつながりも豊富にあるCoDにとっても頼もしい存在であることは間違えありません。

3月6日にコラボしたのは登録者121万人を超えるトワ様こと常闇トワさん。

ハセシンさんがトワさんにWarzoneを教えるという名目で配信が始まりました。

CoDはApexなどに比べると日本ではそれほど人口が多いわけではありませんが、トワさんの方はオフということで配信はなく皆、ハセシンさんの配信にお邪魔したということもあってお二人のファンの力により同時視聴は4000人を超える注目ぶりでした。

ハセシンさんがCoDへの対応を変える

ところがハセシンさん、配信が終わった後、この動画を公開表示にしていません。

いつもならアーカイブに残して後からでも見られるようにしているのですが、この日のコラボ配信は限定公開、かろうじてツイッターのURLから見られるようになっています。

原因はハセシンさん自身が配信の後半で言っています。

Warzoneでは連射ショットガンで先に敵を見つけたもの勝ち。

ランクプレイではチーターが蔓延している状態。

ハセシンさんの言葉を一部拝借すると、

今のWarzoneはバトロワの形を成していない。

観てくださったファンの皆さんには申し訳ない。

運営には調整の方を頑張ってもらって、

自分はしばらくApexをつづけます、

ということです。

ハセシンさんがどんな思いでこのようなことを言ったのでしょうか。

ハセシンさんが感じた期待と失望

最初に裏切ったのはCoD

ハセシンさんはCoDの新作MWIIがリリースされたころ、久しぶりにボドカさん、Kamitoさんと一緒にWarzone2.0をしていた時にこんな会話をしていました。

ボドカさん「去年1年通してハセシンがCoDに引き込めたのなずちゃん(花芽なずなさん)だけだったやろ」

ハセシンさん「ハハッ!そう、でもあれやったな。ちょっとあの、CoD自体しんどいシーズンではあったからオレも引き込みにくかったな。ここリアル10年で一番しんどかった、去年」

Kamitoさん「そんなに?」

ハセシンさん「そう、そんなに、で、引き込める気はあったけど、なんか、ちょっとなかなかしんどいことは山々やったから、ちょっと抑え気味だったな。ほんまにやってみたいっていうてる人だけ声かけて、ちょっとやるー?みたいな感じだったけど、今作(MWII:Warzone2.0)はもうゲーム自体がしっかり評判もいいし、やから誘いやすいな!声かけやすい、やろーって

Kamitoさん「なるほどね」

ハセシンさん「そそそそ。ハハッ、山場を乗り越えての今作やから明るいね!すっきりしてるわ!

ボドカさん「ヴァンガード、最初めっちゃおもろかったんやけどなぁ」

ハセシンさん「な、やっとったよな、ボドも」

ボドカさん「急にばりおもんなくなったんよなぁ。最初、ほんまに面白かったんよ」

ハセシンさん「キルストリークが無限に出せてしまうバグが発見されてからはな、軍用犬が永遠に出てしまうという、常に犬が走り回る感じになってなんか大変なことになってた」

ボドカさん「撃ち合いの感じがおもろかったんよな、ヴァンガードは」

ハセシンさん「ま、確かにな、キルタイムが早いからな」

ボドカさん「そうそう」

(動画は時間指定あり) 

ハセシンさんは前作のゲームの出来が不安定でCoDの楽しさを十分に発信できなかったという残念な気持ちを吐露しながらも、今作でやっとCoDを心置きなく楽しめる、勧められる、仲間と配信できる、あわよくば旧友たちとも元通りになれると期待で胸を膨らませていた様子がうかがえます。

自分が大好きなゲーム、自分が一番だと信じたゲームがやっと認められる時が来たと、見限らないでよかったと思えた時だったかもしれません。

ハセシンさんはCoD以外にもApexをはじめとする様々な流行のゲームを配信していますが、本心では全部CoDを知ってもらうきっかけになればと思ってるやっているのではとも考えられます。

Apexの大会に出た後も、CoDを指して「最高のゲームに”帰還”」と題し仲間を集め、Apexで自分のことを知ってもらった新しいファンたちにもWarzoneの配信を見てもらう心づもりだったのではないでしょうか。

それぐらい信じたCoDなのに、犠牲を払ったCoDなのに、CoD運営は過去を省みることなくまたもや雑な武器の調整やバグ、チート対策などゲーム環境への怠慢で多くの不評を買ってしまいました。

ハセシンさんとしては「なぜ?」という気持ちだと思います。

Rush Gamingのプロ選手が参加する大会での運営のチート容認

FPSはエイムの精度、反射神経、卓越した対応力で窮地を切り抜けるアクションとスリルを享受する見ても楽しいゲームなのに、連射ショットガンで画面が火花だらけで訳も分からない間に死んでしまう、チーターに蹂躙されて本当の実力も見せられない。

CoDの魅力はリアリティだというけれど、現実には連射ショットガンなんて実用向けではなく採用している軍はない。

ゲーム性はおろかリアリティーすらも捨て去ってCoDはどこへ行くのでしょうか。

まだただのバグなら応援する気持ちも残ったかもしれません。

しかし武器調整、ゲーム性の破壊は確信犯以外の何物でもありません。

運営はTwitterで今後プレイヤーたちのデータを集め調整に入るとつぶやいていますが、ただの詭弁です。

もしデータを取っていたら、このようなゲーム環境の破壊は予測できたはずです。

私はCoDの運営は現状データを扱っているのではなく、目先の数字を追っているに過ぎないと思っています。

さらにRush Gamingに所属するCoDのプロ選手たちが出た大会APACでも、チートとしか考えられない映像を提供されながらそれを見て見ぬふりし、チーターを勝たせてしまうCoD運営。

自分の会社を選び、人生をかけてくれたプロ選手たちに対して冷めた仕事しかしないCoD運営の対応にもハセシンさんは不信感を抱いたのかもしれません。

CoDのネガティブキャンペーンをしたのはハセシンさんだけではない

ぐっぴーさんの場合

ネガティブキャンペーンというとちょっと大げさですが、CoD運営がチートを容認した大会について、ハセシンさんに次ぐCoDの有名配信者と言えるぐっぴーさんがこんなツイートを。

海外のオンライン大会なんで、と言っていますが、これはCDL(CoDの世界一)にもつながる重要な大会です。

そんな大会に対して「雑いことはあるある」と言い、また「これは流石に」と許容できない態度を見せています。

弟者さんの場合

また、CoD専門ではないですが日本のゲーム実況者界のトップクラスに君臨する弟者さんがDMZの配信内で不満を漏らす場面がありました。

DMZはCoDMWIIの広大な世界を探索し、特定の敵を倒したり、建物を制圧したり、レアアイテムを獲得するモードのゲームですが、本来鍵がかかっている場所にも、乗り物で突っ込めば壁抜けして鍵なしで入れてしまうというバグがありました。

そのような環境があることに「そういうのは駄目だろ!」とかなり強い口調で言っていました。

これはニュアンスからしてバグを利用する人に向けた言葉ではなく、そのような”ゲームの作り”に対して放たれた言葉に感じました。

これはゲーム配信者すべての人の気持ちを代弁する言葉でしょう。

普通のプレイヤーならバグを使って楽してアイテムを集めていけばいいのです。

しかし配信者は違います。

多くの人が見ていますからズルはできません。

正規の方法で攻略することが求められます。

もっともこれが普通のRPGなど、ストーリーを追うことが目的で、アイテムの奪取は副次的な要素であったらバグの利用もある程度許されそうです。

しかしDMZはアイテムを奪取することがゲームの目的です。

神経を使って敵を排除し、時間をかけてアイテムを揃えていく過程を飛ばすことはできません。

もしそうすればこのゲームを配信する意味がなくなってしまうからです。

しかし、バグで簡単に取れることを知っている視聴者からすれば、そんな真面目にやらなくてもいいのにと思う人も出てきます。

ゲーム配信者は、ちゃんとクリアしなければいけないという良識とバグを使った攻略法を助言するリスナーとで板挟みになりストレスを負うことになります。

恐らく弟者さんの場合はゲーム会社からの案件でもあるでしょう。

そのゲーム配信でゲームへの不満を吐露することは相当なものです。

ゲーム配信者に恥をかかせるようなゲームを作ってはいけないのです。

大物配信者たちから見放されるCoDは結構やばい

CoDが好きな人からすると、私の考察は聞くに堪えないものかもしれません。

ネガティブなことばかり言うからCoDから人が離れていくという意見もあるかもしれません。

しかし、私はCoDがFPSの潮流から離脱し、ApexやValorantなど別ゲームに人が映っていくにはそれなりの理由があるとプレイして感じました。


実際CoDは配信者たちをないがしろにしています。

配信できるような面白いゲームを作っていないのです。

これは想像に過ぎませんが、ある配信者がネガティブなことを言ったり、案件を断ってきたら別の配信者に仕事を依頼すればいいと思っているのかもしれません。

しかし配信者の不満は一般ユーザーの不満でもあります。

そのようなやり方はいつか終わりが来ます。

配信者もユーザーも無限ではないからです。


Vtuberの花芽なずなさんも最初Warzone2.0のことは推していました。

なずなさんもハセシンさんのように、Apexなど他のゲームもするけれど、サムネやタイトルの作りを見るにWarzone2.0は特別な存在として扱ってくれていたようにも見えます。

案件以上に力を入れてくれていたと思うのです。

それはきっと彼女がハセシンさんのCoDに対する一途な思いを応援したいと思ったからだと私は考えています。

しかし感情だけで再生数は獲得できません。

Vtuberとしての、そして仕事としての面は決して無視できないのです。

花芽なずなさんはYouTubeの登録者が30万を超える注目度の高いVtuberですが、それでも仕事に手を抜く余裕はないでしょう。

Vtuberは多くの企業が参入し今や競争率の激しいレッドオーシャンと言っても過言ではないからです。

YouTuber自体がすでにそれです。

そんな激戦区の中、視聴者のフラストレーションがたまるようなバグありチート対策なしのクオリティの低いゲームで時間を潰すわけにはいかないのです。

また、ハセシンさんの心意気を買ってWarzone2.0に力を入れていたとすれば、ハセシンさんが消極的になった時、彼女もそれに倣うのは必然と言えます。

CoDのために私たちに何ができるのか

CoDの制作陣たちは興味本位のユーザーが一時的にでも増えればそれでお給料が上がるのかもしれません。

(現にシーズン1のDMZではプレイ時間を長引かせるためだけに存在するようなめったに出現しないレアアイテムを何十本も回収するような任務がありました。恐らくですが、プレイ時間がゲームクリエイター評価基準として採用されているのだと思います)

そののちユーザーが離れても後任の者に任せてとんずらすればいいと考えているのかもしれません。

会社内の人材の入れ替わりが早すぎて、ユーザーの方が社員よりゲーム内容に詳しくなる。

アメリカで主流のキャリア重視、非正規雇用の業態でよく起こり得る現象です。

CoD運営はCoDを昔から愛しているユーザーよりも経歴は短く、思い入れもないのではないかとの推測はあながち間違いではないかもしれません。

ハセシンさんがCoDの配信をやめたこと、CoDの運営は一大事として受け止めるでしょうか。

日本でこんなことが起こったということが、本部でどれだけ真摯に受け止められるでしょうか。

個人的な予想としては、CoDは運営全体が大きくなりすぎて、そして分業化され過ぎてこのような危機的状況に鈍感になっているように思われます。

ハセシンさんのCoDについての直近のTweetです

アップデート後、Rushの仲間とテストプレイしたというだけの報告で、まだ配信はしていません。

そして、配信できるクオリティにはまだ達していないと感じたようです

彼は上手なので遊べます。

しかし新規の人など幅広い層に紹介できるものではないと感じたのかもしれません。

通販番組のように売り物を褒めちぎるだけでなく、ファンに勧められないものは扱わないハセシンさんは信頼できる人です。

そしてまだCoDがよくなることを願っていると思います。


そんなCoDに対して私たち1ユーザー、ハセシンさんの1ファンは何ができるのか。

一つ言えることは、私たちが正直になることです。

CoDの面白いところは面白いと発信し、改善すべきところは改善すべきところとして訴えるのです。

CoDについて、運営についてただの暴言ととれるような言動は控えた方がいいでしょう。

「クソ!」と悪感情をそのまま表現するのはよくありませんが、なぜそう思うのか運営に伝える必要はあります。

その反応を見て運営が改善できるなら改善するでしょう。

その口コミを見て新しく買う人もいるかもしれませんし、買うのをやめる人もいるかもしれません。

面白くなればCoDは復活するでしょう。

面白くならなければいつか別のゲームにとって代わるかもしれません。

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