投資あるあるコツコツドカン
専門マンガなのに間違い?
投資界隈では人気なのでしょうか?
たまにニュース記事に上がってくるようになった簡素な絵柄の投資を題材とした漫画「インベスターZ」。
今回、【コツコツドカン】をテーマにしたらしく相場の教訓として紹介しています。
【マンガ】大暴落を予言した「コツコツドカン」が怖いくらい的中するワケ | インベスターZで学ぶ経済教室 | ダイヤモンド・オンライン (diamond.jp)
ただ、この漫画が取り扱う「コツコツドカン」は私たちがよく使うコツコツドカンとは全く違うものです。
コツコツドカンの一般的な使い方
個人投資家界隈で使うコツコツドカンは、小さな利確を積み重ねて利益を増やしたところでそれを上回る大きな損失を一度の失敗で出してしまうことを言います。
利小損大とも言われます。
例えば1000円利益が出たら利確、500円利益が出たら利確と計画的というより含み益を伸ばせない握力の弱い性格の割に、含み損は強制ロスカットされるまで持ち続けてしまうような場合です。
コツコツ利益をためて来たのにドカンと一発で全部失う、これを私たちはコツコツドカンと呼んでいるわけです。
インベスターZのコツコツドカンの使い方
一方、インベスターZのいう「コツコツドカン」は相場のチャート上の動きについて言っています。
日経の株価指数を参考にしてみると、上昇基調の部分を「コツコツ」。
暴落の部分を「ドカン」だといっているというわけです。
だいたい急激に下がって後に「○○ショックが原因」と言われるやつですね。
またこれをコツコツドカンと呼ぶには適切でないという見方もあります。
ドカンの前は本当にコツコツでしょうか?
よく見てみてください。
キュイーンと急激に上がっています。
バブルの特徴が見られます。
間違った使い方が広まるのはよろしくない
投資を題材にしているのですからそこそこ勉強と情報収集はしていると思いますが、なぜこのような誤認が生じてしまったのでしょうか。
もちろんコツコツとかドカン自体にはそれ相応の意味がありますから厳密に言って”間違い”と断罪するのは大げさかもしれません。
それでも、その界隈で使われてきた慣例に従うのもまた言葉です。
言葉の意味を乱立させるのはよくありません。
人々の意思疎通の疎外のもとになりますし、誤解から不利益を被る人も出るかもしれません。
インベスターZは時折ニュース記事の見出しになって題名で釣っているようですが、諸説ありだったり、そうかな?と思わせるものが多々あります。
私は参考にしていいものかとも考えますし、ちょっと嫌煙しています。
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