赤堀君江、最初で最後の私の推しへ

2024年1月1日月曜日

芸能レビュー

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私に足りないものをくれた

アイドルに興味のない私が赤堀君江さんのファンになったきっかけは、私が赤堀氏の歴史を調べていたところから始まります。

私は彼女の所属するSKE48が再びパワハラを肯定するようなコンテンツで売り込むようになってから距離を置くようになりましたが、きみえさんのことは嫌いではないし、今でも遠くから見守っています。(距離を置くと言いながら、きみえさんの出演する有料コンテンツは時々購入して視聴したりする中途半端なことをしています)

彼女が卒業する前にファン活動をやめてしまったのははなはだ不本意ではありますが仕方ありません。

しかし、アイドルに対して無関心だった私がこの世界を知ることができたのは紛れもなく彼女の存在のおかげです。

それは音楽好きと言いながら、アイドルジャンルについて空っぽだった私を変えたとても大きな出来事でした。

タイミングよく

私が「赤堀 アイドル」で検索した時期がもう少し早かったら彼女を発見することはありませんでした。

私が感じたきみえさんの第一印象はいかにも「アイドルっぽい」でした。

検索で出た画像は確か、お披露目の写真。

青っぽい衣装を着てマイクを握り、何かを離している場面のものだったと思います。

私が彼女のファンになったのは、もちろんかわいいというのもあるでしょう。

大きな瞳とその他のパーツのバランスは、容姿を最重要視する10代の私だったら完ぺきと評価していたと思います。

端的に言えばタイプだったのでしょう。

しかし冒頭でお話ししたようにアイドルにまったく免疫のない私。

アイドルは人の心を奪おうと努めるとの先入観から防衛意識が働き、いえ、自分で検索しておきながらおかしな話ではありますが、赤堀性のアイドルがいると確認できたことに満足した私は、しばらくの間きみえさんの話題に触れることはありませんでした。

私の心をつかんだ

ただ、数か月後、また興味本位で彼女のことを検索してみたところ、Showroomでのオーディションのような個人配信の動画を視聴し、彼女に非常に興味を持つようになりました。(いわゆる無許可でアップロードされている動画だったのですが、当時の私はあまりその仕組みを理解しておらず、ただ検索にヒットした動画を視聴したのでした。)

彼女は配信しているのにほとんど自分から話さないし、売り込むようなそぶりも見せない。

ただイヤイヤやっている風にも見えず、視聴者に興味津々といった様子もうかがえる。

何とも不思議でした。

そして言葉数は少なかったにもかかわらず、最終日の最後の最後で視聴者への感謝の気持ちを吐露したところが私の胸に刺さったのです。

まるで淡々とした文章が9割で、最後の最後に1回だけ感動させる純文学に触れたような感覚でした。

この意外性は彼女の人間性に目を向けた人にしか共感できないかもしれません。

金髪で派手なものが好きそうなのに内面はつつましく、奥ゆかしい。

今どきの若い女の子、しかもアイドルだったら文学のジャンルに例えればラノベだとか、大喜利だとか、そんなエンタメ要素満載になるのが一般的なのかもしれません。

でも、彼女を表現するなら意外にも純文学。

そこに彼女のビジネスライクでない、不器用で寂しがり屋な部分、それと対となる実直で人恋しい部分が感じられ彼女を応援したいと心に決めたのです。

そのことが最初にあったので、彼女が多少口が悪くても、「この子は悪い人ではない」との忠誠心を保つことができました。

心を癒す

彼女は中身も十分魅力的でした。自分の気持ちに正直で、仲間の夢を応援してあげられて、どちらかというと支えようとする側に立つ。


以下、五行だけ自分語りをさせてください。

私はどちらかというと人がいいと言われる人間で、あまり人の言動を疑いません。

そのせいもあって裏切られたり、だまされた経験もたくさんしました。

それでも人を赦そうと心がけてきましたし、悪いことはさっぱり忘れてしまう性格でもあります。

ただ、自分では知らず知らずの間に、心が傷つき、すり減っていってしまっていたのでしょう。

少年、青少年の頃よりも人間を警戒するようになりましたし、もしかしたらほんの少し人間不信に陥っていたのかもしれません。


でもそんな私が、自分の家族以外で信用できると思える数少ない人間がきみえさんでした。

当然、社会人として、会社の一員として、表裏が全くないわけではないでしょう。

アイドル特有のお面を彼女もかぶらなければならないこともあるでしょう。

それでも私は彼女の実直な性格に信頼を寄せています。

きっと彼女のファンも彼女の真心ある対応に癒されてきたことでしょう。

幸あれ

ファン活動をやめたと言いながら元旦にこの投稿をするのはやはり彼女が私にとって特別な存在だからにほかなりません。

どうか、彼女のこれからの人生がいつまでも幸せと癒しでいっぱいでありますように。

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