SKE48赤堀君江はなぜ「YouTuberへの道」を選んだのか

2023年12月31日日曜日

芸能レビュー

t f B! P L

そこから見える会社の問題点と仲間の苦悩

アイドルグループSKE48の赤堀君江さんが未完全TVの企画として「YouTuberへの道」とのテーマで単独配信を行いました。この配信は未完全TVのライブでは再生数1位となっています

配信直後の再生数を観ても1万5千再生を超えるものは中々珍しかったのです。

もちろん企画内でメンバーに電話する、仲間に拡散してもらうなどの助力はありますが、一般的に複数人のメンバーで視聴率を高めることが多いグループアイドルで、今回はきみえさん一人という条件。

きのこDの愛称で親しまれるディレクターの「本当にすごいことですよ」とのお言葉通り、素晴らしい功績だったのは間違いないのでしょう。

赤堀君江さんはなぜYouTuberを選んだのか

今回の企画は、未完全TVの密着番組の一環です。

椅子取りゲームやクイズなど、メンバー同士の競い合いで勝ち残ると受けられるご褒美で、一人一人の表情や心境を繊細にフォーカスしていくこの番組のコンセプトと構成はSKE48のような大人数で個が埋もれてしまいかねないグループアイドルのある意味弱点を補ってくれ、ファンからも好評です。


きみえさんはダンスの実力もありますし、トークは面白いですし、裁縫もできるし、将来はアイドルの衣装を作りたいとも言っていて、隠れた、というか、隠している才能がたくさんあります。

正直、この少しあいまいなYouTubeというテーマを選んだ時、私は「もったいないな」と感じたものです。

権利を獲得し、【YouTubeへの道】を宣言した際にも仲間からも「もっとちゃんと考えな」とか「まだ時間はありますからね」とフォローされていました。

しかし、君江さんは「私はこれで」と不思議に思うくらい固い決意を見せていたのです。


なぜ、赤堀君江さんはYouTubeに関心を持ったのでしょうか。

それは彼女の性格や頑張りを観ているとなんとなくわかる気がします。

これは推測ですが彼女の言動を振り返りながら少し私の考えを述べていきたいと思います。

YouTube配信の実行は仲間の思いを形にしたかったから?

赤堀君江さんの性格を一言でいうと義理堅く仲間思いということです。

彼女自身には大きな野望や目的意識はないように見えますが、会社への忠誠心・忍耐力は非常に高いものと見受けられます。

またそれに負けないくらい仲間を応援したい、助けたいという気持ちが強い場面がたくさん見られます。

ともすると会社が抱える問題点と彼女の仲間の夢や願望が彼女の原動力になっていると言えます。

会社の現在の問題点はSNSの弱さです。

SKE48を擁するゼストは株主に向けてこれからはSNSでの発信に力を入れていくと宣言していますがなかなか結果が出ていません。

この時代にあった売り出し方に足踏みしている状態です。

では、SKE48のメンバーがSNSや自分の売り込みに消極的かというとそんなことはありません。

ところが、ゼストはYouTubeチャンネルの作成に消極的です。

もしかしたらShowroomの契約と競合しないようにとの配慮があるのかもしれませんし、メンバーを炎上問題から守りたいとの考えがあるからかもしれません。

管理する側の人材不足が原因でしょうか。


また昨今活躍しているYouTuber・Vtuberたちが会社と一丸となって取り組んでいるのが、ファンに自分の動画を切り抜いてもらって、ネット上で拡散してもらうという手法です。

YouTubeにもTwichにもわざわざ”クリップ”という機能が付いており、配信者の動画で面白いと思ったところを切り抜いて自分で投稿することができます。

SKE48擁するゼストはというと、Showroomが主戦場というのもあり、そのような動画を拡散しないようにと注意する始末です。

まったく逆のことをしているわけです。

ただ、これはShowroomの権利が関係しているので仕方がないと言えば仕方がないのです。

こうなったら権限を持っている人に頼るしかない

SKE48をやめてからYouTubeに挑戦する仲間たち人たち、絵や楽器、様々な企画を考えられながらも会社の慎重さに抑止されて悔しい思いをした仲間たち、

赤堀君江さんが所属するもう一つのグループ、カミングフレーバーでも動画をとっても配信してくれなかったことが多々あったそうです。

そのため、赤堀君江さんはやめていった仲間、今現在頑張っている仲間の思いを汲んでYouTubeに挑戦したのではないかと考える次第です。

たくさんの利権、権利、契約のしがらみの中でどれだけ自分を表現していけるか。

未完全TVという公式の権限を持つ人たちであれば、恐らく自分の案をボツにすることはみすみすないだろう、ときみえさんは考えたのではないでしょうか。

今回のこのような働き・結果が評価され、また、未完全TVのような業界のプロたちとの人脈を作り、赤堀君江さん、そして彼女の仲間たちが楽しく充実したアイドル活動を行えるよう願っています。

このブログを検索

人気の投稿

QooQ